作家(?)で、留守ばっかりで、呑んだくれのほとほと駄目な内縁の夫と、少し知能が遅れているんじゃないかと心配される息子と暮らす女。
ある日呑み屋の夫婦から、夫が店からお金を盗んだので工面してくれと頼まれる。
なんとかその場を切り抜けつつ、その呑み屋で働くことにした妻。借金は清算できたものの「自活」の道を知った妻はそのまま働き続ける事にする。
しかし、最後には客の男に手籠めにされてしまう。
この作品の当時「女」である事はなんと生きづらかったんでしょうね。妻が「働く」という選択肢を今まで思い付かなかったのが不思議でなりませんが、それでも男には良いようにされてしまう。
悲しみが伝わり、女の強さも見えた作品でした。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2015年4月30日
- 読了日 : 2015年4月29日
- 本棚登録日 : 2015年4月30日
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