夏姫春秋(上) (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社 (1995年9月6日発売)
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感想 : 42
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『沈黙の王』の中の一編に夏姫の娘の話があって、
興味を惹かれたので、夏姫春秋。
直木賞受賞作なのだと、読み終えてから知った。

絶世の美女・夏姫の話。
中国、春秋時代。鄭の国の君主の娘。
陳の公族に嫁いだ彼女は、一男を設けるが、夫と死別。
寄る辺のない身となる。

以後、その美しさのため、様々な男が彼女に触れるが
ことごとく悲惨な道を辿る。
彼女自身も息子を亡くし、自身の不幸に生きる気力をなくしていく。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 宮城谷 昌光
感想投稿日 : 2013年11月24日
読了日 : 2013年11月24日
本棚登録日 : 2013年11月24日

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