何が凄いって良く載せたな。モーニング・ツーよ。大英断ですよ。これは。21世紀のニューウェーブ漫画の台頭を肌で感じる。市川春子、西村ツチカ、ふみふみこなど…そして、今、宮崎夏次系が加わり、この作品群をリアルタイムで追っていけている事に至福を感じます。
大体、こういう類の作品は余りにも物語の特異性、特質性で読み手によっては置いてきぼりをくらってしまう。それによりこの部類の作品はかなり人を選びます。それと、特質な世界観の為に不条理になり、感想を書いてもそれは、すべて皆無な存在と化すがこの漫画は書ける。何がいいって後味がいいです。この手の漫画は最終的には締めくくりは半端な感じで終わってしまうが、それを感じさせる事のない最後のピースがパチッと綺麗にハマり、在るべき姿のジグゾーパズルが完成したような終わらせ方と、この独特な独創性広がる世界により他の漫画では味わう事が出来ない読後感を残し、感じた事がない余韻を与えながらも…また、読みたいという渇望に繋がる仕組みはなかなかのヤバいです。いや、かなりヤバいです。しかし、前述しましたが人を選ぶ作品。注意しましょう( ´ー`)あ、絵柄もこの作風に相応しくクセというか、個性のアクが強いのでそれも評価に起因しますね。もろガロ系だな。しかし。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
宮崎夏次系
- 感想投稿日 : 2013年1月2日
- 読了日 : 2013年1月2日
- 本棚登録日 : 2013年1月2日
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