今から約70年前のスペイン内戦での、ロバート・ジョーダンとマリアの長編恋愛劇。ヘミングウェイの文章の男臭さ・ハードボイルドさ具合が混然として、独特の世界観を形作っています。
主人公に負けず劣らず、アンセルモやピラール、パブロといった脇役の個性がすごい!そして重い!個々の人々の心理描写の何と深いことでしょう。でもって、最期の、重傷を負ったジョーダンとマリアの別れのシーンでの、主人公の心の葛藤と行動の格好良さが秀逸でした。
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カテゴリ:
海外文学・エッセイ
- 感想投稿日 : 2008年4月22日
- 本棚登録日 : 2008年4月22日
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