なぜ、あの部門は「残業なし」で「好成績」なのか? 6時に帰る チーム術

著者 :
  • 日本能率協会マネジメントセンター (2008年12月30日発売)
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”小室さんの表紙が素敵な本。タイトルに魅かれて購入。「6時に帰るチーム」ぜひ実践したい!
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T:自宅30分→自宅30分+電車往復40分+職場昼休み10分
P:6時に帰る術のうち、自チームで試すものをいくつか見つける
O:関連本も合わせてさらっと下読み→…のつもりがしっかり読みになっちゃった。
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★私の会社は毎日が「残業禁止」です。(中略)「残業は評価面でもマイナス」ということをはっきり打ち出しています。例外的に残業が発生しても、その分は必ず同じ月のどこかで休まねばならず、総労働時間の超過は認めません。(p.7-8)
・ワークライフバランスの言葉で言えば、「ライフ」の場でのインプットが、「ワーク」の場でのアウトプットのために必要不可欠なのです。(p.17)
・毎朝、マネジャーからメンバーに挨拶し、折につけて自分自身のことを話し、メンバーの調子を聞き出し、チームの情報を積極的にメンバーと共有していきましょう。(p.51)
・マネジャーに期待されているのは、メンバーが仕事の壁を打破するために「レベルの高い情報」「人脈」「異なる視点」「気付きを与えるアドバイス」などを提供することです。(p.54)
・彼女たちの勤務時間の多くが、ルーティン業務に割かれていることに気付いたのです。(中略)お客様への対応や売り場づくりなど、彼女たちが本来力を入れるべき業務に時間を割けていない状況が見えてきました。(中略)
 「ルーティン業務を効率化することが先決」。(p.66-67)
・シフトを自分たちで考えはじめると、お互い休みの予定も融通し合うので、私が間に入って調整する手間がぐんと減りました。(p.70)
・「6ステップ」と「25のツール」(p.76-)
 -朝メール、夜メール
 -課題発見シート
 -3つの評価ポイント(人を育て合うこと、時間を意識すること、結果に至るプロセスを重視すること)
 -プラスα評価 (年間時間外数も記載する!)
 ★カエル!ジャパンを上手に活用する<名刺にもシールをはれる、個人登録も可能>
  http://www8.cao.go.jp/wlb/change_jpn/index.html
・新入社員は短時間勤務者とペアにする(p.124)
・サイバーエージェント事例:トピックスメール(p.157)
 部下の仕事上での成功(トピックス)を、マネジャーを含めたチームメンバーが部署全体にメールで紹介。その月の「ベストトピックス賞」を社長自らが表彰
・マネジャーはメンバーに対して、「自分のためにしてもらう報告」といった副次的な業務を減らして、コアな業務に注力してもらう方法を考えなければいけません。(p.164)
★ここまで読んでくださった皆さんは、まずは定時で帰ることからはじめてください。
 ツールを使った仕事の見直しは必要ですが、まずは「早く帰ろう」と決めないことにはその必然性が生まれません。毎日とは言いません。週に一度からでいいのです。
 こうこうと灯りが点き、自分以外のメンバーが忙しそうにするオフィスをあとにするとき、きっと不安や焦燥、そして肩身の狭い思いが迫ってくると思います。その感覚が、時間制約のある社員や非正規社員の気持ちをくみ取るための第一歩となります。
 #なるほど!”

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2019年8月15日
読了日 : 2009年3月2日
本棚登録日 : 2019年8月15日

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