両親を殺されたこどもたちは何を思って生きるのか。
それは復讐でした。
悲しい話なんですけど、不思議と暗くなりすぎない。
兄たちが妹の静奈を「シー」と呼ぶのもかわいい。
ドラマの配役が頭に入ってたので(ドラマは未見ですが)、顔はそのままその俳優さんたちで。
とくににのみやさんと長男功一はイメージがぴたり。
だれも完璧な悪役がいない殺人事件…。
ラストはちょっとびっくり。(犯人も、ラストシーンもびっくり)
伏線がいろいろ(分かりやすく伏線、という感じで)あったので意味に気がついたら「伏線ひろえた~」と自己満足できます。
殺人を取り扱った作品で、こんなに人の醜いところをさらーっとさわやかに流してしまうのはあんまりないんじゃないかな。根をつめすぎない話です。
後味のいい小説でさわやかです。
厚さのわりにするする読めますよ。
あえて言うなら本の厚さほどの厚みのないお話ですかね。
がっっっっつりミステリーとかサスペンスを読みたいひとにはお勧めしません。
読書状況:読み終わった
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グレー
- 感想投稿日 : 2012年8月28日
- 読了日 : 2012年8月28日
- 本棚登録日 : 2012年8月28日
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