直木賞受賞作
12篇からなる短編集
普通の人々の普通の恋。
江國香織さんの恋愛小説は美しい人々の為のドラマチックな恋愛というよりも身近で、安心出来る時もあれば身近過ぎて不安になる時も。
『溝』
『どこでもない場所』
が気に入りました。
『どこでもない場所』のこの言葉が優しくて心に残った。
「語尾をのばす大人は、ばかか優しいかのどちらかだ。」
話し方の癖ってあるし、誰かの気に障る癖もあるだろうけど、誰かを傷付けたくなくていつの間にか身に付いた癖もあるだろうな。と思えたら、その癖も含めて愛おしく思えるよね。友達じゃない人達にもそう思えたら人生も世の中もより楽しくなるだろうな。器小さいから気をつけなきゃ。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
2024年
- 感想投稿日 : 2024年2月13日
- 読了日 : 2024年2月14日
- 本棚登録日 : 2024年2月11日
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