思いわずらうことなく愉しく生きよ (光文社文庫 え 8-1)

著者 :
  • 光文社 (2007年6月1日発売)
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本棚登録 : 6684
感想 : 629
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 大好きな江國香織さんの大好きな本。
のびやかな大人の三姉妹のお話し。
私自身三姉妹の次女なので三姉妹、四姉妹モノは気になります。

36才の長女麻子は既婚者だけど、DV夫と共依存みないな関係性になってて幸せな結婚生活とは言い難い。妹達が助けようとするけど、洗脳されてるのと元来の頑固さが邪魔してなかなかうまくいかず。

34才の次女治子は独身主義のキャリアウーマン。一番非情なようで寂しがりや。

29才の三女育子は変わり者。姉達におみそにされて突拍子もない事しちゃったり、恋愛も含めて一歩離れたところから人間観察を楽しんでる感じ。

 我が家ともちょっと似てる。
長女が穏やかだけど頑固なとことか、次女が勝気だけど寂しがりやなとことか、三女が一番冷静に物事見てるとことか。

 何年か前にNHKでドラマ化されてました。
『カレ、夫、男友達』というタイトルで。
長女夫婦はユースケ・サンタマリアと木村多江。
次女カップルは徳井義実と真木よう子。
三女カップルは三浦貴大と夏帆。
長女夫婦のキャスティングが最高で、ユースケが本当に怖かったの覚えてる。徳井もくまちゃんぽくて納得出来ました。
 
 タイトルの『思いわずらうことなく愉しく生きよ』は彼女達のおうちの家訓。その通りにのびやか過ぎるほどのびやかに育ってます。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 2023
感想投稿日 : 2023年11月21日
読了日 : 2023年11月20日
本棚登録日 : 2023年11月20日

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