不思議なひと夏の思い出。
町に突然現れたペンギンたちとお姉さんの不思議な力の謎を、小学四年生のぼくが研究していく物語。
ぼくは「おっぱいが好き」と素直に言えちゃうくらい真っ直ぐな男の子。
クラスのガキ大将的な存在の子にも屈せず自分をつき通す強さも持っている。
恋には疎く、好きな子にいじわるしちゃう恋心には気づかない。
そういう真っ直ぐさが、清々しく、懐かしく、キラキラと眩しく、童心を思い出させてくれる。
いいなぁ、子どもって。…なんて、大人だからそう思うけど、子どもからしたらその瞬間を必死に生きてるんだよね。
ペンギンとお姉さんの謎。うん。不思議は不思議のままでいいのかも。いつかまた出会えるかもしれないものね。
とても爽やかな気分になれるSF小説だった。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
小説
- 感想投稿日 : 2023年5月17日
- 読了日 : 2023年5月10日
- 本棚登録日 : 2023年5月10日
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