古典SF小説の名作。私は『金曜日の本屋さん』という小説で知った。
福島正実さんが翻訳されたものを読んだが、とても読みやすかった。海外小説を読むときは翻訳家の重要性を感じる。
最愛の恋人と親友に裏切られ、発明まで騙し取られてしまってしまった青年ダンは、飼い猫のピートとともに凍った心を溶かすべく、夏への扉を探していき…というお話。
これが1950年代の作品だというから驚き。1970年のロサンジェルスが舞台。冷凍冬眠で2000年の世界へ行くのだが、現実より物語の世界の方がかなり科学が進歩している様子。
ダンの仕事にかける熱い想いと、たとえ裏切られても人を信じる強さ、愛する人との時空を超えた約束に胸を打たれた。猫のピートの勇姿にもね。
どんなに科学技術が発展しようとも、大切なものは変わらないんだね。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
未設定
- 感想投稿日 : 2023年7月17日
- 読了日 : 2023年7月16日
- 本棚登録日 : 2023年7月15日
みんなの感想をみる
コメント 4件
shukawabestさんのコメント
2023/07/17
土瓶さんのコメント
2023/07/17
ひろさんのコメント
2023/07/17
ひろさんのコメント
2023/07/17