絵が言葉を、言葉が絵を、補いつつ、引き立てる。
次第に視覚が開けていくのと同時に、静けさ、寒さ 、湿った空気、寝ている人物、月の明かり、鳥の鳴き声…
絵も言葉もとても少ないのに五感で感じる情報は豊富。
夜明けという言葉は使われないが、間違いなく夜明けだとわかる。
…すごい。読み終えた後、思わず感嘆のため息が漏れた。
景色を観たときに言葉でうまく言い表せなかった美しさがそこにあった。
そよ風が吹いた瞬間と、夜が明けた瞬間の表現が好き。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
絵本
- 感想投稿日 : 2023年8月13日
- 読了日 : 2023年8月11日
- 本棚登録日 : 2023年8月11日
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