新しいヘーゲル (講談社現代新書)

著者 :
  • 講談社 (1997年5月20日発売)
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本棚登録 : 482
感想 : 45
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ヘーゲルと言えば弁証法だが、その弁証法の意味が、ヘーゲルの生きた時代の解説を通して本書で体験できた。


近代的個人とはなにか、という問題意識に貫かれている。
日本の文明開化はヘーゲル哲学で多くが説明できる。
ドイツにおけるナチスの登場は近代とはなんなのか?という問いに明確な答えを出せなくなっているが、諦めてはいけないというヘーゲリアンの主張だ。

キルケゴール、マルクス、メルロ=ポンティ、フロイト、ニーチェ、ハイデガー、レヴィ=ストロースが最後に登場。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 本<哲学>
感想投稿日 : 2022年9月6日
読了日 : 2022年9月6日
本棚登録日 : 2022年9月5日

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