ヘーゲルと言えば弁証法だが、その弁証法の意味が、ヘーゲルの生きた時代の解説を通して本書で体験できた。
近代的個人とはなにか、という問題意識に貫かれている。
日本の文明開化はヘーゲル哲学で多くが説明できる。
ドイツにおけるナチスの登場は近代とはなんなのか?という問いに明確な答えを出せなくなっているが、諦めてはいけないというヘーゲリアンの主張だ。
キルケゴール、マルクス、メルロ=ポンティ、フロイト、ニーチェ、ハイデガー、レヴィ=ストロースが最後に登場。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
本<哲学>
- 感想投稿日 : 2022年9月6日
- 読了日 : 2022年9月6日
- 本棚登録日 : 2022年9月5日
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