有名な宮本武蔵の『五輪書』。原文は難しいので訳文を読んで気になった箇所を原文で味わった。現代でいうと武士の業務マニュアル兼自己啓発書といった感じ。「真直ぐ」、「よくよく考えつくすべき」が続出する全編を通して、13歳から60数回戦って負けなしの自信に溢れ、剛毅だけど緻密な性格が読み取れる。
「どんな動きであれすべて相手を斬る手だてにほかならないと思うことが大切(p93)」
は、結果や成果を確実にあげる仕事人の極意で、日本の労働生産性が低いのもこのあたりの意識の集中が足りないからかなと思った。
読書状況:読み終わった
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教養
- 感想投稿日 : 2020年7月19日
- 読了日 : 2020年7月19日
- 本棚登録日 : 2020年7月19日
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