デクノボー宮沢賢治の叫び

  • 朝日新聞出版 (2010年8月20日発売)
3.67
  • (1)
  • (1)
  • (0)
  • (1)
  • (0)
本棚登録 : 16
感想 : 2
5

 宮沢賢治は「雨にも負けず」と「よだかの星」を読んだくらいでした。今回、山折哲雄と吉田司の対談集を読み、宮沢賢治という人物に迫ることができました。「デクノボー 宮沢賢治の叫び」、2010.8発行。読後、お二人の宮沢賢治に関する造詣の深さ、そして考察の幅の広さに驚嘆しました。①結核文学、賢治は隠し、堀辰雄は全面的に出した ②賢治は自己犠牲、武者小路は利己主義で、求めた先は人類愛 ③石原莞爾と賢治に共通するのは農本主義。宇宙感覚は賢治にあって莞爾にはなかった。だから、莞爾の思考は水平に延びて満州建国に。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 対談集
感想投稿日 : 2023年4月4日
読了日 : 2023年4月4日
本棚登録日 : 2023年4月4日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする