日本語の作文技術 (朝日文庫)

著者 :
  • 朝日新聞出版 (1982年1月14日発売)
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本棚登録 : 2316
感想 : 194
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読み手にとって分かりやすい文を書くために
・主題を頭に持ってこない。読む側にとって分かりやすいわけではない。
持ってくるのは、「なんとなく大事そうだから持ってきた」証拠。

・段落は、かなりのまとまった思想単位。段落のいい加減な人は、書こうとしている思考もまたいいかげんで、不正確で、非論理的だと見られても仕方ない。

・紋切型を平気で使わない。そのことによる事実の誤りにも気付かなくなる。
唇を噛み締めた→本当に唇を噛み締めた?
★たいていの人は、この通念化の衝動に負けてしまう。負けてしまう結果、その奥に潜む本質を見逃してしまう。

・笑わせたいときほど、真剣に書く。面白いと読者が思うのは、素材そのものを読者が追体験できるとき。


・読点の打ち方
1.長い修飾語が二つ以上ある時、その境界に点を打つ
2.語順が逆の時に点を打つ

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2017年6月22日
読了日 : 2017年6月22日
本棚登録日 : 2017年6月18日

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