天才たちの日課 クリエイティブな人々の必ずしもクリエイティブでない日々

  • フィルムアート社 (2014年12月15日発売)
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本棚登録 : 2654
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モーツァルトやゴッホ、アームストロングなどあらゆる分野の天才たちの日課だけを切り取ったノンフィクション作品。正直他に例を見ないタイプの本で、すごく面白かった。

世界的に有名な人から、あまり知らない人もいたけれども、人の日常を垣間見れることなんてなかなかない。ましてや、歴史上の偉人の生活をここまでまとめた本は見たことがなかった。特に、時代の中で名を馳せたアーティストや作家の中でも、制作することが空気を吸うことと同じように自然に感じている人ばかりでなく、仕事が苦痛でいかにサボるかを考えている人も少なからずいたのが人間味があって面白かった。

天才たちには、ある程度傾向があると思う。

①お酒や薬、チョコレート中毒が多い。
②自分のスケジュールを管理し、つど起こしてくれる周りの家族や使いの人に頼りすぎる
③だいたい必ず昼寝をしている

私自身今年は早寝早起きをしようと思っていたけれども、この本を読んで自分で自分を律するのは歴史の天才でも乗り越えられなかった大きな命題だと思い知った。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2021年2月21日
読了日 : 2021年2月6日
本棚登録日 : 2021年2月6日

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