つるばら村の家具屋さん (わくわくライブラリー)

著者 :
  • 講談社 (2004年4月28日発売)
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本棚登録 : 231
感想 : 22
3

 今回はつるばら村にある「青木家具店」がメインのお話。
 出だしで、三日月屋の猫が青木家具店に行ってお願い事をするんだけれど、それに対して店主が、猫がお願いだって? て呆気にとられるんだけれど、でもこの猫ちゃん、三日月屋で店番もするくらいで、人間の言葉を喋ったり、人間社会の仕組みを理解したりしているのに、何で今さら呆気にとられるの?
 動物たちがどこまで人間と喋ったり、人間がそれを驚かなかったりする世界観なのかが分かんない。
 姿かたちが動物なだけで、後は人間と同じ、てことでいいの?
 でも、そう思って読んでると、動物が喋ることに驚く人が出てきて、よく分かんなくなる。

 あと、このシリーズは、ずっと三日月屋さんのお話で進むんだと思ったら、そうじゃないんですね。
 メインが三日月屋さんで、ずっとずっとパンの話が読めると思ってたのに、これからはいろいろな店が、それぞれメインになっていくの。
 それはそれでいいけど、でもパンが好きで読み始めたシリーズだから、がっかりする気持ちはどうしてもある。

 それと、この巻からイラストレーター変わったんですね。
 これはこれでかわいいけど、全然違う感じになったから、前の感じに慣れてると、やっぱちょっと違う…て気持ちになる。
 最初からこれだったら、違和感ないんでしょうけどね。
 大人の雰囲気から、小学校低学年向けの雰囲気になったという感じ。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 児童書・YA(日本)
感想投稿日 : 2016年11月25日
読了日 : 2016年11月25日
本棚登録日 : 2016年11月25日

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