解説で、短編の名手阿刀田高が、この連作短編の妙味を賛している。いずれも江戸期のある一日を描いた好短編。
読後の感想としては、歴史上悪評の高い荻原重秀の罷免を描いた「立つ鳥」、桜田門外の変を井伊直弼の妾の視点から描いた「釜中の魚」が、特に印象に残った。
同作者の「奸婦にあらず」(井伊直弼の妾・村山たかが主人公)も読みたくなった。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
時代小説
- 感想投稿日 : 2013年4月4日
- 読了日 : 2013年4月4日
- 本棚登録日 : 2013年3月29日
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