母と娘の物語。
一見、仲の良い母娘に見えても、崩れるときはあっけないのかもしれない。逆に険悪な母娘のほうが細く長く繋がっている。
これを読んでいると、自分の母親からされた仕打ちを思い出す思い出す。そのどれもが些細なものなんだが、よく覚えてたなあと自分でもちょっと呆れた。たぶん心のどこかでは今でも恨みに思っていて、それなのに親のほうは綺麗さっぱり忘れている。でも普通はそんなもんである。
自分に当てはめて読んでみるのも面白いかも。
読書状況:読み終わった
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辻村深月
- 感想投稿日 : 2013年1月18日
- 読了日 : 2012年4月
- 本棚登録日 : 2013年1月18日
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