さよならドビュッシー

著者 :
  • 宝島社 (2010年1月8日発売)
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本棚登録 : 3279
感想 : 687
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中山七里さんの作品、初めて読みました。
爽やかな音楽ミステリー。
火事で身体の三分の一以上が炭化するという災難に見舞われた16歳の少女。
厳しい医師のもとでリハビリを行い、魅力的でミステリアスな指導者の
レッスンに耐えてピアノコンクールで優勝をめざすというもの。
すべてが悪意からではなく「思い違い」から起こってしまう事件で構成される。
最後に、そういうことだったのか!という怒涛の事件解明シーン。

”文面から聴こえてくる音楽” と供に、
検索したショパンやドビュッシーをBGMで流しながら文字を追う、
贅沢な時間を過ごしました。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 中山七里
感想投稿日 : 2021年2月11日
読了日 : 2021年2月11日
本棚登録日 : 2021年2月11日

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