山の霊異記 黒い遭難碑 (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA (2018年5月25日発売)
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本棚登録 : 79
感想 : 5
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この時期になると、どうしても読みたくなるんですよね。怪談とか、怖い話。
しかも西洋ぽいのではなくて全力の日本ぽいやつ。
山の霊異記は、都市伝説的な怪談ではなく、あってもおかしくない実話が詰まってる気がする。
なんていっても山の中ですから。
山は神聖なもので、霊的なものなのは遥か昔からだし、そこで亡くなった人が普通に成仏するとも思えない。
特に怖かったのは青いテントの話、、いやこれ実際自分が出会ったらショック死すると思うんだが。
登山者の皆さんは何故怖いものがいる状態でテントの中で起きてられるんだろう。。気絶したい。
夏を冷んやり過ごすためのオカルト小説ではないですが、山への畏怖を感じつつ、ありそうな怖い話として面白く読めます。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2023年8月1日
読了日 : 2023年7月30日
本棚登録日 : 2023年7月30日

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