宮本常一が晩年に綴った自伝。父からの教え、渋沢敬三との交流がとくに印象に残った。また、1965年に58歳で武蔵野美術大学に就職して以降の、学生や若者との交流についても、じつに熱っぽく書かれていて、「私の若い頃にくらべてみると、実にエネルギッシュである」と高く評価している。宮本自身が亡くなるまでエネルギッシュだったからこそ、こうした学生が集まってきたのだろう。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
未設定
- 感想投稿日 : 2023年4月17日
- 読了日 : 2023年4月16日
- 本棚登録日 : 2023年4月16日
みんなの感想をみる