2002年、04年、08年とムンバイを訪れて浮浪者を取材した記録。個人的な繋がりもできてかなり踏み込んだものともなっているが、くっきりした境界線はあり、所詮傍観者的な要素は否めない。でもどこまでいっても人間にはプライドというか尊厳というかそういうものがあって、それがまた人間らしく生きることを逆に妨げているような気もした。負の連鎖ということに、やりきれない気持ちになる。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
ノンフィクション
- 感想投稿日 : 2015年1月15日
- 読了日 : 2015年1月15日
- 本棚登録日 : 2015年1月12日
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