ロミオとジューリエット (岩波文庫 赤 205-6)

  • 岩波書店 (1988年2月16日発売)
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感想 : 43
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若きシェイクスピアが描いた不朽の名作。
ヴェローナ市を舞台にモンタギュー家とキャピュレット家という啀み合う両家に生まれたロミオとジュリーエット。
二人は運命に翻弄され、悲劇的な結末を迎える。

非情な運命とは言え、純情な二人が最終的に一つとなり死んでいく流れは、悲劇ではあるが美しさをも感じた。

ロミオとジュリーエットの恋愛は一週間弱と短いものだが、舞踏会での接吻、その夜のバルコニー・シーン、翌日のキャピュレット家庭園での別れという二人の詩的な掛け合いの場面はリズミカルで、ほろ甘く、汚れを知らぬ美しさに満ちたものである。

シェイクスピア作品は初めてであるが、読み始めたらすぐに惹き込まれた。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 古典
感想投稿日 : 2016年3月17日
読了日 : 2016年3月17日
本棚登録日 : 2016年3月17日

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