仁木兄妹の探偵簿: 雄太郎・悦子の全事件 (1)

著者 :
  • 出版芸術社 (1996年10月20日発売)
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本棚登録 : 62
感想 : 12
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かなり昔の……ミステリ黎明期の作品……なんでしょうか。
なんていうか、一編一編が短い。ちょっと物足りないです。殺人を題材にしていながらどろどろすることなく淡々と……というのが味みたいですが、ひたすら「遺体を発見して冷静に分析」というのが違和感あります。少しは取り乱すとかそういうのもないので、単に「トリックの謎解き集」になってしまっている感が。
兄妹探偵ということですが、この一冊に関しては兄が空気すぎるし。謎解きだけ顔を出す、みたいな。妹のほうはそれでも若干の心理描写はあるんですけども。

とはいえ話自体は決して嫌いではないので、このシリーズの長編ってのを読んでみたいとは思いました。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2012年10月23日
読了日 : 2012年10月23日
本棚登録日 : 2012年10月23日

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