かなり昔の……ミステリ黎明期の作品……なんでしょうか。
なんていうか、一編一編が短い。ちょっと物足りないです。殺人を題材にしていながらどろどろすることなく淡々と……というのが味みたいですが、ひたすら「遺体を発見して冷静に分析」というのが違和感あります。少しは取り乱すとかそういうのもないので、単に「トリックの謎解き集」になってしまっている感が。
兄妹探偵ということですが、この一冊に関しては兄が空気すぎるし。謎解きだけ顔を出す、みたいな。妹のほうはそれでも若干の心理描写はあるんですけども。
とはいえ話自体は決して嫌いではないので、このシリーズの長編ってのを読んでみたいとは思いました。
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- 感想投稿日 : 2012年10月23日
- 読了日 : 2012年10月23日
- 本棚登録日 : 2012年10月23日
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