臆病者のための株入門 (文春新書 514)

著者 :
  • 文藝春秋 (2006年4月20日発売)
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本棚登録 : 2638
感想 : 277
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鴨となりネギを背負って市場に突入してはや20年。
ものの見事に株式市場の美味しい出汁となり、落ちるナイフを全力で掴んでしまうわ、硬度10のダイヤモンドで出来た天井で買ってしまうわ、料理人としてではなく常に食材になっている私がこのコロナ禍を気に初心に帰ろうと言う思いで読み上げました。
まあ、当たり前なんですが長年食材役をやってる身としてはほぼ知ってた内容ではありまして、改めて自身を反省する教材としては非常に読み易く、また分かり易く、是非今から真剣に株でも買って、札束風呂におねーちゃん2人を連れて入浴しようと意気揚々としている方には是非読んで現実には札束風呂は無い事を理解して下さい。

銀行さん、証券会社さんらの甘言には騙されず、きっちりこの本に書かれているような基本を守って運用すれば、電車を止めるような事は無いと思います。
何せ、お金持ちさんが利用するプライベートバンクでのスペシャル運用が、日経平均のようなインデックス投資に負けているのですから。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2020年7月19日
読了日 : 2020年7月19日
本棚登録日 : 2020年7月19日

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