宮本輝氏のエッセイ集「本をつんだ小舟」で紹介されている。
下巻は停年退職した弓坂刑事が捜査に加わり、樽見京一郎の想像を絶する苛酷な生い立ちが明らかになっていく。
戦後まもなくの時代背景もあるのだろうが、貧しさの中で苛酷な宿命を背負った人たちの物語にどっぷりと浸かり読みごたえがあった。上巻511ページ、下巻も本編は400ページを超える大作だが、土日の2日で1冊ずつ一気に読み終えた。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
推理小説
- 感想投稿日 : 2021年12月21日
- 読了日 : 2021年12月5日
- 本棚登録日 : 2021年12月21日
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