ロスト・シンボル 下

  • 角川書店 (2010年3月3日発売)
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本棚登録 : 2199
感想 : 252
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ラングドンシリーズの第3作目。
今作は、フリーメイソンの秘密が主題で、加えて純粋知性科学やデューラーのメランコリアⅠやフランクリンの八方陣など、最新の科学と歴史的な題材がふんだんに盛り込まれている。またそれに加えてソロモン一家の悲しい愛憎が絡み合い、読み応えのある内容であった。
特に衝撃を受けたのは、完全液体呼吸を可能にした感覚遮断タンク。まさか主人公が死んだ?と驚いたが、まさかの展開で復活してホッとした。
あと、魂には質量があり、人が死ぬと体重が軽くなるというのにも驚いた。
ただ、結末の感動は弱めで、結局は聖書がフリーメイソンが秘密にしたかった古の知識だったの?という点は、他の作品に比べて物足りなさが残ったかな。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2018年8月31日
読了日 : 2013年1月22日
本棚登録日 : 2013年1月22日

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