図書館が出てくると、この本も出てくるわけで、この問題をどうクリアすべきか、というような話を
次巻で筆者が言っていたのだが
幼心に、筆者がこの話を作っているのに、舞台を変えるなり、この本は存在しない世界だろいう設定にするなり
いくらでも変えようはあるのではないかと疑問を覚えたので
この巻のことはとてもよく覚えていた。
ただ、詳細はうろ覚えだった。特に、おチャ公と主人公の顛末は、幼すぎた故か全く覚えておらず
そんなにもストレートで微笑ましい結末だったかと驚いた。
この本を世に出版しようと考えたのはコロボックルで
味方を増やす為の下準備として
作り話のように、それでいて本当のことかもしれないと疑うように
仕向けているという設定は非常に面白い。
この話は本当かもしれない、とどこかで思えるような書き方を続けて
この巻でその点にずばりと触れてしまう型破りとも言える展開が、非常にユニークだ。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
小説
- 感想投稿日 : 2010年7月19日
- 読了日 : 2010年7月8日
- 本棚登録日 : 2010年7月8日
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