高校生のための ゲームで考える人工知能 (ちくまプリマー新書)

  • 筑摩書房 (2018年3月6日発売)
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本棚登録 : 151
感想 : 16
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ゲームのキャラクターにどのように「知能」を与えるかを考えていく本。
認識(知識生成)、意思(意思決定)、行動(運動生成)という三つのモジュールによって人工知能が構成されるという話が面白かった。
キャラクターにゼロから知能を与えていく過程を見ていると、そもそも知性とは何か、という根本的な疑問が湧く。

後半はメタAI について語られるが、今一つピンと来なかった。
前半部で出てきた根本的な疑問が解決しないままずるずると話が進んだ印象。

コラムに、AI には記号主義とコネクショニズムの二種類があるという話があり、これはさらに詳しく知りたいと思った。

人工知能についてはアフォーダンス、フレーム問題、知識表現あたりが自分には関心があると確認できた。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2020年11月10日
読了日 : 2020年11月10日
本棚登録日 : 2020年11月10日

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