家日和

著者 :
  • 集英社 (2007年4月5日発売)
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本棚登録 : 2387
感想 : 525
5

『我が家の問題』に続いて2冊目の奥田英朗作品。
面白かったです、とっても。

10組いれば10種類の家族像がある。
その日常は、いろいろで、周りから見ると不思議だったり愉快だったり。

家族への不満をネットオークションで晴らす妻。

突然の会社倒産にあい、失業者となるも、案外主夫って悪くないと気付いてしまった夫。

妻との別居で、家具や家財道具を改めて揃えるうちに、男の城と呼べるような部屋づくりを叶えてしまった夫。

内職斡旋の若い営業マンのコロンの香りを嗅いで、夢の中で逢瀬を重ねる妻。

次々と新しい仕事を起業する夫に、面食らいながらも愉しんでいるイラストレーターの妻。

ロハスにはまった妻に振り回される、双子の息子と作家の夫。
(著者の実話でしょうか?)

どの話も、最後に良い結果が待っていて、明るく終わる。
読後感もとっても良いです。

ちょっと重めの話を読んだ後だったので、余計に楽しく読めました。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 小説
感想投稿日 : 2015年3月30日
読了日 : 2015年3月30日
本棚登録日 : 2015年3月28日

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