『我が家の問題』に続いて2冊目の奥田英朗作品。
面白かったです、とっても。
10組いれば10種類の家族像がある。
その日常は、いろいろで、周りから見ると不思議だったり愉快だったり。
家族への不満をネットオークションで晴らす妻。
突然の会社倒産にあい、失業者となるも、案外主夫って悪くないと気付いてしまった夫。
妻との別居で、家具や家財道具を改めて揃えるうちに、男の城と呼べるような部屋づくりを叶えてしまった夫。
内職斡旋の若い営業マンのコロンの香りを嗅いで、夢の中で逢瀬を重ねる妻。
次々と新しい仕事を起業する夫に、面食らいながらも愉しんでいるイラストレーターの妻。
ロハスにはまった妻に振り回される、双子の息子と作家の夫。
(著者の実話でしょうか?)
どの話も、最後に良い結果が待っていて、明るく終わる。
読後感もとっても良いです。
ちょっと重めの話を読んだ後だったので、余計に楽しく読めました。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
小説
- 感想投稿日 : 2015年3月30日
- 読了日 : 2015年3月30日
- 本棚登録日 : 2015年3月28日
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