2006年発行の文庫を今頃読むのもどうかと思うが、ここのところ三浦しをんブームが来ているので、エッセイにも手を伸ばしてみました。
最近の「舟を編む」や「天国旅行」などの作品から勝手に持っていたイメージが大きく変わりました。この人、すごく面白い人なんですね!
特に、妄想力の素晴らしさは感嘆しました。面白すぎる。
しかし、文庫版のあとがきで、幸せなのかどうかも気にならなくなってきたと書き、「加齢によって枯れたのである」はないでしょう(笑)
思わず見返しの生年月日からその時の年齢を計算してしまいました。
30で枯れたと言われたらこちとら立つ瀬がありません。
まあ、人間、30代になると、一度はぐっと「老けた」と思うもののようです。
30代の人がどれだけたくさん「年取った」「もう先が長くない」と嘆いていることか。
ですから、しをんさんもあと数年して40代に突入したら、いきなり若返るのではないかと期待しております。
小説はもとより、エッセイもいっそうの輝きを見せてくれるのではないか。そんな期待がふくらむのでありました。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
新刊
- 感想投稿日 : 2012年4月21日
- 読了日 : 2012年4月21日
- 本棚登録日 : 2012年4月21日
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