卒業 (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社 (1989年5月8日発売)
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加賀恭一郎シリーズ 第1の事件 大学四年

卒業を控えた大学四年の秋、一人の女子大生が死んだ。
鍵のかかった下宿先での死は自殺か、他殺か。
親友の沙都子は高校時代からの仲間とともに、真相を探って行く。

3組の男女、剣道をめぐる事情が絡み合って引き起こされて行く事件。
切なく哀しい真相でした。


「君が好きだ。結婚して欲しいと思っている」
そんな加賀の告白からはじまり、若き日の加賀の大胆さに驚きました。
まだ若い加賀がかわいいですね。
そして加賀と父との関係。
適度な距離感がありながらも、必要な時には頼りになる父。
父と息子っていいですね。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 小説
感想投稿日 : 2011年2月6日
読了日 : 2011年1月4日
本棚登録日 : 2011年2月6日

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