ジェゼベルの死 (ハヤカワ・ミステリ文庫 57-2)

  • 早川書房
3.38
  • (12)
  • (23)
  • (28)
  • (10)
  • (4)
本棚登録 : 276
感想 : 36
2

まずは訳がなんともぎこちなく、翻訳小説が世間様から疎まれるのはこういうとこ。
それはそれとして。
こういった「パズル小説(新本格とは言いたくない)」においてリアリズムを追求するのは野暮だということは百も承知だが、そこにも自ずと限界はあるだろう。人間の五感を舐めてはいけない。
いっそ島田荘司くらいにぶっ飛んだ設定や魅力的な探偵役が存在すればそこも不問にふせるというものだが、いかんせん作者ブランドのそちら方面の筆捌きは凡庸に思える。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2021年10月3日
読了日 : 2021年10月3日
本棚登録日 : 2021年10月3日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする