保守とは横丁の蕎麦屋を守ることである: コロナ禍「名店再訪」から保守再起動へ

著者 :
  • 河出書房新社 (2023年4月15日発売)
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感想 : 9
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面白かった。
この人が活躍していたころを知っている身からすると、まず現在の写真だけでびっくりする。

かつては「言葉はどんどんやってきた」「それを交通整理するだけでよかった」という。それが「探しても見つからず」「言葉が出てこないことさえある」(p13)のだという。

そんな著者が巡る名店のなんとおいしそうなこと。とくに神保町のキッチン南海!まさに食は文化だ。これを守ることが「保守」なんだと。

保守とは政治というより文化、日常を守ことだ。そのとおり。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2023年10月3日
読了日 : 2023年10月3日
本棚登録日 : 2023年8月6日

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