ことばと文化 (岩波新書 青版 858)

著者 :
  • 岩波書店 (1973年5月21日発売)
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本棚登録 : 1692
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以前から興味を持っていた分野。
英語を勉強しながらいつも疑問に思っていたことが、目から鱗が落ちるように解決し、また自分の中でこうではないか、と考えていたことが専門家の意見と一致していたりして、とても収穫があった。私自身、英語で話そうとすると思わず単語帳の訳と自分が言いたい日本語の文章とを照らし合わせてしまうのだが、それでは間に合わないどころか、相手に全く伝わらないことがある。例えば join は中学生で習う基本単語で「参加する」だが、どちらかというと新しく入るイメージだというのは、ネイティブの先生に教えてもらってつい最近知った。つまり団体への協力や大会への参加には使えない。
やはり言葉は生きているから、なるべくその社会の中で使ってこそ、本当の意味が分かるのだな、ということを学ぶことができた。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 新書
感想投稿日 : 2012年6月17日
読了日 : -
本棚登録日 : 2012年6月5日

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