ヨシタケシンスケさんの絵が好きで、次は何を読もうか選んでいたときに111108さんの本棚にこちらを見つけました。
荻上さんの本は災害支援手帖ぶり、なんとなく生きていることを襟元ただす思いになる。
相手を尊重し距離感を保ち、不器用ながらも丁寧に生活されているのがエピソードが随所にみられる。
無意識のうちに「特定の読み方=イデオロギー」を内面化している、いろいろな解釈の可能性について読みの多様性可能性を追求するテクスト論に興味を持った。
いじめ研究に触れる中で「表情罪」「態度罪」という表現、攻撃の正当化ですごくわかりやすい制裁。体験があるからこそわかる、あの感覚あの場面がありありと浮かぶ。
「人と話して呪いを解こう」これはお守りになりそう。
「他人を適切に嫌いになる作法」他人を無駄に呪わない、他人を厳しい言葉で否定したら、その言葉は規範となって自分を縛る。何度も振り返りたい部分。
ヨシタケシンスケさんの挿絵も途中の漫画も風刺が効いて最高。素敵な小休止になって次に進める。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
ヨシタケシンスケ
- 感想投稿日 : 2021年4月14日
- 読了日 : 2021年4月14日
- 本棚登録日 : 2021年4月14日
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コメント 3件
111108さんのコメント
2021/04/15
☆ベルガモット☆さんのコメント
2021/04/15
111108さんのコメント
2021/04/16