跳びはねる思考 会話のできない自閉症の僕が考えていること (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA (2018年6月15日発売)
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本棚登録 : 259
感想 : 23
4

自閉症の2歳の子供がいる自分にとって、
今まで自閉症の本を読む時は
「自閉症とは?」「こんな声掛けをしよう」
みたいな解説の本を読むことが多かった。

でも自閉症って検索した時、評価も高く
上の方に出てくるこの本は、

自閉症の子供にどう接すればいいかといった本ではなく、

自閉症の子供だって、繊細な文章を書けるということが分かるし、脳の中を少し見せてくれたような気持ちになるものでした。

自分の子供が自閉症と診断されたあと、初めて読む本は解説の方がいいかもしれないけど

いくらか知って、自閉症とは何かわかった後に読むと、

こんなに素晴らしい世界を、普通の人となんら変わりなく見えていて、それを表現することができるんだと教えてくれる本です。

著者は直接スラスラ会話できるようではないですが、PCでは文章を打つことができるみたいで、

うちの子は喋れないから〜と思ってる親たちに
PCでの文章でならコミュニケーションを取れるかもと
希望を与えてくれますね!

著者のTwitterアカウントでも
普通にツイートされているし
チェックしてみてもいいかもしれません。

私はこの本の
一部分に感動したというよりは
全ページを通して、見た目で脳の中までは判断してはいけないのだなと教えてくれた事実に感動しました。

こんなとき自閉症の子はどう思ってるのかな?
ちょっと知ってみたい人はぜひ読んで見てほしいし

自分の子供にも、どう思ってるのか時々聞いてみようと思いました。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2023年12月1日
読了日 : 2023年12月1日
本棚登録日 : 2023年12月1日

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