男と女の理不尽な愉しみ (集英社新書)

著者 :
  • 集英社 (2017年11月17日発売)
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本棚登録 : 321
感想 : 43
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◯降りかかる火の粉を払えば手を火傷するのと同じで、賢く返してもちょっと痛い思いはするんですけど、その火傷が癒えるまで待てばいいんじゃないかと。(102p)

◯日頃一人で過ごしていることの寂しさとか、自分は将来どうなるんだろうとか、そういうことを考えなくていい。その相手と会っている時だけは。(139p)

◯腐敗したご遺体と向き合っていても、作業をしているうちにおなかが空いてくると「よかった、今日も大丈夫だ」と思えました。(174p)

★壇蜜さんの知性や懐の深さがよく出てる。エンバーミングのお仕事の話は興味深かった。

★あとがきも秀逸。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2021年5月3日
読了日 : 2021年5月3日
本棚登録日 : 2021年5月3日

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