「マークハイム」
クリスマスの日。
神様が試したんだな。
自分の心の葛藤が、幻となって現れたんだな。
善を求める心が尽きても、悪を憎む心が残っていた。
人間は不安定で自分勝手で愚かだけれど、その心を信じたい、と思えるお話だった。
「メアリ・スチュークリ」
・・・なんだ、それ。。
いまいち共感できない。
ダメな男だな。。
賭けたのは、イライザだな。
持っている物を投げ出す勇気がないと、賭けたことにならない。
男は何も自分から差し出そうとしていない。
受け身で流されて、決断を選択した気になっているだけ。
あまり利口ではないなぁ。
「百万ポンド紙幣」
なんて愉快な冒険!
少々出来過ぎている感じはあるものの、金持ちの道楽が人生や運命を変えていくのが、面白かった。
やはり、この男ヘンリーは賢くて、賭けに勝ったのだ。
娘の婿にはもってこいだ。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
9・文学
- 感想投稿日 : 2019年8月17日
- 読了日 : 2019年8月19日
- 本棚登録日 : 2019年8月4日
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