- Amazon.co.jp ・本 (284ページ)
- / ISBN・EAN: 9784790716716
作品紹介・あらすじ
これから学びたい人も、数字が苦手な人も。現代社会の様々な現象をデータで読み解き、未来への道筋を開く計量社会学。その基礎から最新研究まで、労働・教育・階層・家族などの分野ごとに、わかりやすく解説する。計量社会学をまるごと理解できる一冊。
感想・レビュー・書評
-
東2法経図・6F指定:361.9A/Ts93k/Mugiyama
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
計量社会学は、社会学における実証研究の1つの在り方である。実証研究とは、理屈上では成立する理論を、実際に観察されたデータを使って検証する研究。実証は、ほとんどの科学において必要不可欠なプロセス。
計量社会学の特徴は、第一にデータの取得、社会調査の技法と関係が深い点にある。 -
社会学で用いられる方法論について例をあげて解説している内容でした。入門書としてわかりやすいと思います。あとはひとつひとつの方法論についてさらに詳しく勉強しないといけないなあと感じさせるものでした。
-
三葛館一般 361.9||TS
それぞれの分野のデータを統計学の手法で分析する学問は「計量○○学」と称され、計量経済学や計量教育学、計量書誌学など様々存在します。
本書は、数量化されたデータを使って社会学的な問いに答えていこうとするアプローチである計量社会学の入門書となっています。
看護には、社会の中の患者を看る(診る)ということで、社会学の理論を取り入れた考え方がたくさん見受けられます。そういう意味で、この「計量社会学」という手法が看護学の研究にも大いに参考になるのではないかと思います。
本書の実践編には、社会学の各分野における計量社会学の役割と解くべき問い、必要なデータと分析方法が示されていて、それぞれの具体的な論文例が紹介されています。第8章では、本学でもしばしば研究されている主観的健康感についての論文が紹介されていますので、まずはここから読んでみてはいかがでしょう。
看護学と社会学の類似性や発展性が見えてくるかもしれません。
目次----------------------------------------------
はじめに
準備編
第1章 計量社会学とは何か?
第2章 計量分析の基本的手法
実践編
第3章 労働の社会学
第4章 教育の社会学
第5章 階層の社会学
第6章 家族の社会学
第7章 都市の社会学
第8章 健康・医療・福祉の社会学
第9章 社会意識の社会学
付録1 計量分析の応用的手法
付録2 調査データの解説
-----------------------------------------------
(もも)
和医大図書館ではココ → http://opac.wakayama-med.ac.jp/mylimedio/search/book.do?target=local&bibid=83452