登場人物全員が失恋するという連作短篇集。
失恋も恋のうちであり、経験することで、これまで見えてなかった「何か」を得る。
作品の一つ「アイドル」の中で、失恋した英之が、「だってあの女は、おれにはじめて恋というものの全容を、あますところなく見せたのだから」「やっぱすげえ女」と思うシーンに共感を覚える。いい恋愛してんなぁ。
そして「光の子」。この連作集の中では異色だが、ラストシーンは泣ける。光が目に浮かぶようだ。
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- 感想投稿日 : 2011年12月15日
- 読了日 : 2011年12月14日
- 本棚登録日 : 2011年12月14日
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