第142回直木賞受賞作。心に疲れを抱えた休職中の刑事が、北海道の各地で起こった事件に関わる連作短編警察小説。
主人公の仙道の刑事としては優しすぎる性格の描写が秀逸である。直木賞受賞のポイントもこの部分ではないだろうか。職業としての刑事、人間としての男、その狭間で苦しむというのは、働く者全てに共通する。
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- 感想投稿日 : 2014年5月4日
- 読了日 : 2014年5月4日
- 本棚登録日 : 2014年5月4日
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