検察側の罪人 上 (文春文庫 し 60-1)

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  • 文藝春秋 (2017年2月10日発売)
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蒲田の老夫婦刺殺事件の容疑者は、時効事件の重要参考人・松倉だった。ベテラン検事・最上の執念が悪人を追い詰める。正義とは何かを問う問題作。
法の場に感情を持ち込むことはできない。エリート検事である最上の行動は許されるべきものではないが、彼の気持ちを否定することはできない。法を犯した者に対して法で裁くことができない時、正義をどう貫くのか。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2017年6月15日
読了日 : 2017年6月12日
本棚登録日 : 2017年6月12日

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