棚から哲学 (文春文庫 つ 11-5)

著者 :
  • 文藝春秋 (2002年8月2日発売)
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読書録「棚から哲学」4

著者 土屋賢二
出版 文藝春秋

P128より引用
“だれのことばなのか忘れたが、「だれのことばか分からないと
きは、バーナード・ショーがいったことにすればいい」という格
言(これもだれのことばなのか分からないから、バーナード・シ
ョーがいったのだろう)があるから、バーナード・ショーのこと
ばだろう。”

 哲学者である著者による、身の回りのことについてひねくれて
考え抜いた一冊。
目次から抜粋引用
“無駄なものが多すぎる1
何のために眠るのか
荷物の法則
バレンタインデーに思う
人類が進歩しない理由”
 腕時計の竜頭についてから小渕首相からの電話についてまで、
些細なことまで考え抜いて書かれています。

 上記の引用は、文章作法について書かれた項での一文。
本当のことをいうと、バーナード・ショーが何をした人かよくわ
からないのですが、格言を言いまくって生きていた人なのでしょ
うか。
 仕事とはいえ、これだけ色々考えながら日々を過ごすのは、疲
れて仕方なさそうな気がしますが。考えるのが好きだから、哲学
者なのでしょうけれども。

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読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: た行
感想投稿日 : 2013年10月25日
読了日 : 2013年10月25日
本棚登録日 : 2013年10月25日

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