カエルの楽園

著者 :
  • 新潮社 (2016年2月26日発売)
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感想 : 526
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読み終わって恐怖を感じた。
日本にそのまま当てはまるのと、
メディア(マイクとデイブレイク)
を使った国会やナパージュの現状の
ねじ曲がった伝えかた、
日本に対する「戦うこと」に対する洗脳。

わたしもきっと、ローラのような女の子なんだろうなーと思いながら読んで居たものだから最後の最後ですごくショックだった。
最後の占拠された描写については
最悪の状況、ということなのかとは思ったが
十分あり得ることだと思った。
戦争をして、負ける者、勝つ者があるということは
上下の関係が生じることだと思うから。
母に先日「日本がなくなっても別にいい」と言われた。
その無くした国が、果たして自分たちが築き上げた国と同じような国づくりをするだろうか?
現状の延長線上で得するのは一体誰なのか。

話は変わるけど、殿堂入りしていることが
ちょっとホッとしていたりする。
これが出版されなかったり、
駄作だと言われることが
本当に危険な状況だと思うから。

必ずこうなるとは限らないけれど
可能性の一つとして
読んでおいても損はないのかもしれない。
信じているのを決めている人には
勧めづらいけどね…

百田さんの小説がすごく囃し立てられた後に
ガクッとメディアが叩き始めた裏側ってこれなのかな。
よく書ききったなぁ、出版したのもすごい。
そりゃ、ウシガエル側たちに嫌われる訳ですね

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2017年9月14日
読了日 : 2017年9月14日
本棚登録日 : 2017年9月14日

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