マネジメントへの挑戦 復刻版

著者 :
  • 日経BP (2020年6月25日発売)
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【部下の権限】
 業務に対する権限は、上司から与えられるものではなく、上司から獲得するものである。
 「権限がないから判断出来ない」のではなく、上司に聞くことで、自分で決めるのか指示を受けるのかが判明する。
 部下は、権限が与えられていないことを理由に、責任を逃れることは出来ない。
 自分の上司が有能だと思うのなら、自分の上司をヒマにせよ。そうすれば会社はより成長する。
 会社という合目的的集合体においては、上司のために部下がいる。自己実現の場ではない。ごちゃ混ぜにしてはいけない。そのような側面もあるよね、でとどめなければいけない。

【分業の罠】
 職務分掌と仕事の流れは縦糸と横糸の関係性。
 切りすぎは全体が見通せないのでバツ、
 一連に責任が持てる、何をやっているかが自分でわかるレベルのチャンク。
 様々な問題は、責任や権限を明確にできない箇所に起こる。
  (一塁と二塁手の間にボールが飛んだ時)
【得てに帆上げる(得意な分野を伸ばす)】
 んなこと言ったって、他人の強みを見抜けるほど人間観察力があなたにありますか?
 かつ、それを見つけたとして、それを伸ばすということと、仕事上やらなければいけないことは異なりませんか?
 例えば(新しいことにトライすることが強み)という新入社員がいた場合、決められたことを守らせなくて良いのか?ということになる。耳触りは良いが非現実的えしょう。
 初めに仕事ありきではないか?仕事に人を当てる以上、強みを見つけた後は「異動」しかない。また強みが他人の下位互換だった場合は行く場所がなくなるのではないか?
【人事】
 抜擢人事の重要性
 ×「人はパンのみに生きるにあらず」
 ○「まずはうまいぱんをあたえる」
 決定はワンマン、運営はチーム
 人は自分のために働いている。→生活の原資
 労働分配率を一定にすることで、荒利益高を双方が向上させるマインドになる。目線が一緒になる。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 電子(楽天kobo)
感想投稿日 : 2021年12月11日
読了日 : 2021年12月11日
本棚登録日 : 2021年12月11日

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