死―宮崎学写真集

著者 :
  • 平凡社 (1994年11月1日発売)
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本棚登録 : 89
感想 : 19
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巻末の著者の解説まで読んで、この写真集の意味が完結すると思う。
写真は高解像度ではないため、明瞭には状況はっきり見えないが、動物の遺体が腐敗し、虫などの生物に分解されていき、骨となる。
でも、巻末まで読むと、骨がきれいに残るのも、季節などの条件が整わないと起こり得ないことも説明されており、写真集の撮影の大変さも伺える。
死について、ひいては生命について真正面から向き合って、深く考えている著者の思いを感じた。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2024年3月30日
読了日 : 2024年3月8日
本棚登録日 : 2024年3月8日

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