漱石を読みなおす (岩波現代文庫)

著者 :
  • 岩波書店 (2016年7月16日発売)
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感想 : 4
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漱石先生の作品は、『坊ちゃん』、『吾輩は猫である』、『こころ』しか読んだことがなかったが、妻が本書を購入していたため、手に取ってみた本。

元の作品を読んでいないと内容が十分に理解できない(当たり前か、)箇所もあったが、西欧的近代という大きな波に巻き込まれた一人の青年がその本質を見抜き、それを文学を通じて表現しようとしていたということは理解できた。
それであるがゆえに、彼の作品の多くが、どろどろした人間関係を描いたものが多いことも納得できた。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 評論
感想投稿日 : 2021年3月6日
読了日 : 2021年5月6日
本棚登録日 : 2021年3月6日

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