羅生門

著者 :
  • 2012年9月27日発売
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感想 : 112
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青空文庫の人気ランキング上位の羅生門。これは小学生の頃に読んだ記憶がある。ただ、今日読んで当時は全く意味を理解していなかったことが分かる。平安時代の羅生門の門前、主人公は職は無くし羅生門までくる。ここは死体が転がるような不浄極まりない所。下人は生きるために盗人になるべきか悩む。門の上には猿のような老婆がおり、女死人の髪の毛を剥ぎ取っている。下人もその老婆の着物を剥ぎ取って立ち去る。シンプルな話しだが、人間のエゴイズムを忌憚なく表現した。このエゴイズムこそ人間のもつ「闇」であり「勇気」なのかもしれない。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 不条理
感想投稿日 : 2021年8月14日
読了日 : 2021年8月14日
本棚登録日 : 2021年8月14日

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